2012.11/21.

ルネラリック特別展速報3

毎回、特別展では大切なお客様にラリックのグラスで、シャンパンサービスを行っています。シャンパンにも特別なこだわりを持って銘柄を選択しています。そのこだわりとは、ラリックの生誕の地である、シャンパーニュ地方のアイ村のぶどうのみを使った物であるという事です。このアイ村のぶどう畑は南に面した斜面にあり、非常に質の良いピノノワール種のぶどうが採れる事で非常に有名で、香り高いシャンパンが生み出されます。ただ、アイ村の物だけを使ったと限定すると非常に選択がせまくなってしまうのですが、今年も2種類を用意することができました。

ひとつは、毎年フューチャーしている、GATINOIS(ガティノア)。シャンパンの色にほのかに赤味がありとても美しいです。そして豊かな香り。バラの花の香りのようだといわるほどです。年間3万本しか製造されない、RMといわれるシャンパンです。RMとは、レコルタン・マニュプランの略称で、RM生産者は、原料となる葡萄の栽培からシャンパーニュの醸造まですべてを手掛けています。大手メゾンでは自社畑の葡萄で は生産が追いつかず賄いきれない分の葡萄を買い付けて補うのに対し、RM生産者は自社畑の葡萄を100%用いてワインを造っています。

 

そして、もう一本がGOSSET-BRABANT(ゴセブラバン)。これも、やはりRMシャンパンです。シャンパンの中でも、瓶熟成の期間が通常の物と比べて長い、reserva grand cruといわれるクラスのシャンパンです。熟成期間が長い故に泡が細かく、滑らかな印象です。ビスケットの香りや蜂蜜のような味わいのあるふくよかな物です。(すみません、これはワイン屋からの受け売りです。)

さらに、今年は前回ご紹介した、亀屋良長の藤田怜美さんに、シャンパンにあう和菓子を特別に作っていただきました。藤田さんはパリの2っ星レストランでシェフパティシエをしていた人だから、僕たちの求めているずばりのものをご提案くださいました。

これは、リンゴのお菓子。外の皮は外郎(ういろう)を使っているのですが、作る時にリンゴジュースを練り込んでいるそうです。そして、中は白のこしあん。さらにその中にはなんとリンゴのコンフィが少しだけ入っています。口に含むとリンゴの香りがぱっと広がります。食感はまさしく和菓子なんですが、味わいは洋菓子風です。シャンパンとくに、GATINOIにとても良く合うとおもいます。

もう一つが、これです。亀屋良長の代表的な和菓子、烏羽玉を応用したものです。一番中にはナッツ風味のチョコレートガナッシュ、その上には黒糖のこしあん。それを羊羹で包み込んでさらに、焦がしアーモンドのパウダーがかかっています。これも、最初口に含むと、最初はアーモンドの焦がした風味と黒糖あんの甘みをかんじるのですが、最後にチョコレートの味わいが口に残ります。GOSSET-BRABANTにとても良く合います。

ラリックのお皿に盛りつけるとさらにモダンな感じになるでしょ。

もちろん、シャンパングラスもラリックのものです。幸せな時間を味わっていただいています。25日までの特別展です。是非、お越し下さい。一応、招待状をお送りしたお客様限定のサービスなんですが、ブログを見たとお伝えいただければお出しいたしますので、ご遠慮なくお申し付けください。  ts

 

 

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