2014.7/4.

カサブランカ

皆様こんにちは。蒸し暑い日が続いていますね。

さて花ブログの更新です!

今回生けていただいたお花はユリの女王とも呼ばれるカサブランカ。

 

見事に大輪の花を咲かせました。とても美しいです!

 

ユリといえば、その独特な雌しべと雄しべの形も魅力の一つ。

純白の花びらに茶色い雄しべが良いアクセントになっています。

しかし、この雄しべ、花粉が一度付着すると中々取れなくて困った方も多いのではないでしょうか?

フラワーデザイナーの岸さんが話されていたのですが、ユリの花粉は粒子が特に細かく、一度付着するとかなり頑固な汚れになってしまうのだそう。

汚れというより、染料に近いのだと思います。染め上げる、といった感じでしょうか。絵の具にも使えそう。。とふと思ったり。

それほどユリの花粉の汚れは強固なものなので、汚れを防ぐために雄しべを取ってしまわれる方も多いそうです。ただ、この雌しべあってこそのユリという気もしますよね。汚れはもちろん嫌なのですが……

このユリの花粉の汚れを取るには、テープや乾いたティッシュで取るのが一番、と岸さんはおっしゃっていました。

水拭きは厳禁だそう。花粉が水に溶け込んでしまい、さらに奥まで染まってしまうのです。

皆さんもご参考になさってください!

 

それでは、次回の花ブログをお楽しみに。。。

 

フラワーデザイナー:岸勝人さん website : 岸勝人花事務所

花器:ルネ・ラリック「オラン」1927年

花材:カサブランカ、ドウダンツツジ

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