祇園 ろはん by ts
久しぶりのグルメブログです。
最近、すごく気にいってる祇園のお店を紹介します。去年の八月にオープンした、まだ一年もたたない新しい和食のお店です。
四条、縄手の交差点を少し上がった西側にある、「ろはん」。ちょうど、あの有名な一銭洋食の向かい当たりにあるお店です。友人に紹介されて初めて行って驚いたのですが、シェフはすごくよく知っている人だったのです。
杉澤さん。室町和久傳で働いていらした料理人でこの店で独立されたようです。和久傳の系統の料理が食べられると思うと期待が膨らみます。でも、店内はいたって気楽な雰囲気です。長いカウンター席がメインで10名程が座れます。奥にテーブルの個室がひとつあります。
この店が凄いのは、定食メニューがあることです。魚系だと、刺身定食、煮魚定食、焼き魚定食、肉だと、牛鍋定食、すき焼き定食、牛炭焼き定食、鶏肉だと、唐揚げ定食や炭焼き定食、豚肉の生姜焼き定食まであります。価格は¥4,000.から¥5,500.
定食のメインの料理にあと、ふた品、そしてご飯と〆のお味噌汁とお漬け物、デザートがつきます。
まず、最初の一品目。
新れんこん餅。もちもちのすりおろしたれんこんに蛤が混ぜ込んであります。お出汁も蛤が使われていてすごく濃厚です。上に添えられているのは青のりと生姜。春らしい一品目にまず、大満足。
二品目です。
淡路産のスズキの薄造り。シェフ自身も今まで、スズキなんて魚はたいした事ないって思ってたそうですが、使ってみてびっくり。すごくおいしいですよ!!って言ってました。お勧めの食べ方、塩とわさびでいただきましたが、本当にとろりと甘みがある身ですごく美味しかったです。器も素敵でしょ。白磁の柿右衛門だそうです。
そしてメインです。今回は僕は牛、炭焼きをいただきました。
信州の牛肉だそうです。外はカリッと焼けていますが、中は赤く柔らかでカリカリニンニクをのっけてわさび醤油でいただくと口の中に風味が広がってとても幸せな気分です。そんなに刺しが強くないお肉なのでさっぱりといただけました。
一緒にいった友人は牛鍋です。
薄切り牛肉と白ずいきのお鍋にいっぱいの花山椒!!すごくさわやかな香りが立ち上ります。この時期にしか味わえない一品です。これはまさしく、正統、和久傳から受け継がれた料理です。ちょっと味見させてもらいました。ずいきの食感と柔らかなお肉、お出汁のバランスがすばらしく美味しかった。
さらに、僕たちの席の為に土鍋で炊かれた熱々のご飯。
ピカピカのご飯に思わず、おかわりもしてしまいました。
そして、最後にイチゴのデザートです。
僕の牛炭焼き定食が¥5,000. 友人の牛鍋定食が¥5,500. この内容なら大満足です。割烹のフルコースではないけど、気軽においしいものを食べるには最高の店だと思います。ちょっといい居酒屋で食べるのと同じくらいの料金で、和久傳仕込みの味が堪能できるなんて信じられないですよね。さらに、うれしいのは、この定食以外にも一品料理もいろいろ充実しているし、この定食のメインの料理は一品としても注文することもできるんですよ!!
祇園の新しい名所となること間違いなしです。夜のみの営業で、5時から食事できます。ラストオーダーは10時。定休日は日曜日です。できるなら予約して出掛けて下さいカウンターは10席しかありませんから。 ts
祇園ろはん
075-533-7665