飛騨高山美術館へ
みなさんこんにちは。ただいま東京銀座の清月堂ギャラリーにて「アンティークのある暮らし展 vol.13」を開催中です。
ラリック作品やガレ、ドーム、ジュエリーやバカラ、シルバーなどなど盛りだくさんです。
関東にお住まいの方はぜひお越しくださいませ。
詳細は展覧会・イベントのご案内をご覧下さい。
さて話は変わりまして、、、岐阜県高山市にある飛騨高山美術館に行ってきました!
高山には個人的な旅行目的で行ってきたのですが、美術館がすぐ近くだったので遊びに寄ってきました。
高山駅から車で10分、小高い丘を登って行くと市内を一望できそうな見晴らしのいい場所に美術館はひっそりとありました。
ラリックやガレ、ドームなどの様々なガラス作品を収蔵されているそう。
中でもラリックの噴水が見どころです。パンフレットを見て一番気になっていました。
美術館に入って展示場の二階にあがるとすぐにラリックの噴水のためのホールに到着します。
結構大きいです。
1926年にパリのシャンゼリゼ通りに完成した「シャンゼリゼ・ショッピング・アーケイド」のためにラリックが手がけたガラスの噴水です。
その当時、シャンゼリゼ通りを再開発し立派なショッピング街へと発展させるべく建てられた豪華なショッピングモール。
その回廊の中庭に一対で設置されていたものです。これはそのうちの一つなんだそう。
ガラスと金属によって作られた高さ3mほどの噴水。台座には葉っぱのレリーフがデザインされ、上部にはラリックお馴染みの泉の精が鎮座しています。
残念ながら水は出ていませんでした。噴水時は一番上の円形に配置された管から水が出てくるようです。
この噴水の作品、最近まで長い間行方知れずだったらしく、偶然にもパリ郊外の農家の納屋で発見されたものらしいです。
土台部分の一部のガラスのパネルは、ラリック社の工場で再現されたものなんだそう。
フランスのショッピングモールのために作られた作品が、今は時と場所を超えて日本の高山にあるなんてラリックは想像もしなかったでしょう。
天井はこの噴水のために作られ、照明の色が時間によって変化する仕組み。幻想的です。
平日のためか誰もお客さんがいなくてほとんど貸切状態でした!ゆったりと作品を眺めることができました。
しかもキャプションにはすべて撮影可の表示が・・・調子に乗って写真を撮りまくってしまいました。
他にも面白い作品をたくさん拝見することができたので、またブログで紹介させていただきますね。
ではでは。
杉本