2013.11/14.

上海クラッシックカー展示会2 by ts

さて、今日はクラッシックカーの展示会場の中で行われた、美術品の販売??!!会場のご紹介です。

6ブースだけで展開した、本当にちいさなフェアでした。

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ギャルリーオルフェのブースはB2の一番小さな、8㎡しかないものです。

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中国語で、ギャルリーオルフェは奥韮画廊って書くようです。内装も自分たちの好きなようにできます。もちろん有料ですけど。

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壁はダークグレー.カーペットもミディアムグレーです。ディスプレー台の下には照明を入れて全体を輝かせました。そこにはクラッシックカーの展示会ということだったのでたくさんのカーマスコットを展示しました。なかなか神秘的なイメージで美しくディスプレーできたと思います。

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さらには、ハイケースも用意して、香水瓶等の細かな物も展示しました。

お客様といえば、はいこのとおり。

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恒例の大撮影大会です。スマホやタブレットなどで、おかまいなしにどんどん撮影して行きます。ほとんど、誰も僕に撮影許可などとらずに、作品の大接写です。撮影した後も誰もお礼等全くなしです。これには、本当に閉口してしまいますが、これでも、3年前にはじめて上海でやったフェアよりは、随分マナーはよくなったと思います。前回は誰の許可をえずに、オープン展示してあるものは平気で手にとってしまう人が後を絶たなかったから。さすがに今回はそんな人はひとりもいなかったです。

それにしても、この作品はどういうものなのかも全く聞かず、写真だけをあんなにたくさん撮ってどうするんだろうかと不思議でしょうがないですね。それでも、何人かの人は熱心に説明を聞いてくれましたよ。なかなか販売には結びつかないけど。でも、まだまだ英語を理解できる人は少なく、コミュニケーションにはかなり苦労しました。

他のブースも見てみましょう.

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青い壁紙のお店はフランスの銀器の店。ブリュッセルからの出店です。

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中国では銀はいつも人気のようです。とてもクラッシックなデザインばかり。

 

ニューヨークのギャラリーはなんと、ボッチチェルリの絵を一点のみ展示です。

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一応、値段はついていますが、5億円くらいだったと記憶してます。とても、売る気で出展しているとは思えません。

その他には、Zao Wou-ki (趙無極)という中国共産党に批判的だった、近代中国人画家の大きな絵がロンドンのギャラリーから出品されていました。

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右側の雲のような抽象画がそれです。この人は中国政府に迫害され、フランスに亡命を果たしましたが、中国国内では、一切展示を禁止されていました。ところが、今年の5月に本人が死亡した為に、ようやく国内で展示できるようになったようです。海外では非常に評価の高い人ですが、中国国内で展示できるようになったことに大きな意味があるようです。

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真ん中のラウンジスペース。なんだかとっても優雅なフェアですね。

全体の感想として、まだまだ上海でラリックを売るのは難しいなと感じました。興味を持ち始めた人はたくさんいるし、上海自体をアールデコの街として認識しはじめているので、可能性は大きいとは思いますが、あと5年はかかるなと思います。ただ、救いは、少なくとも現代のラリックのガラスはかなり知られており、大きなブティックが上海の中に2つあり、もうすぐ、かなり大きなものもオープンするので、ラリックのブランディングがちゃんとできている印象があります。ただ、ルネ・ラリックと今のラリック社のものがどう違うのかというところがまだまだわかってないなと思います。

ラリック展などを美術館でできれば、もっと裾野が広がるんじゃないかと期待してます。スポンサーを捜さなければ!! ts

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