2015.2/13.

京天神 野口

京都の割烹でも予約を取るのが至難の業と言われるお店のひとつ、京天神 野口さんに偶然にも席が取れたので、先日言ってきました。オーナーシェフである、野口大介さんは、名店、和久傳 のご出身です。4年前に独立されて、ご自身のお店を持たれました。しかし、その場所がすごい!!

今までなら、新しい割烹がオープンとなると、ほどんどが、祇園界隈、あるいは、四条烏丸のあたりの繁華街が常識でしたが、野口さんはそんなエリアより、ずーっと北、そしてちょっと西の全く予想もできないところです。北野天満宮の少し南側といえば解りやすいかもしれませんね。古い町並みがまだ残る、いわゆる西陣のど真ん中にあります。お店も町家を改装したおもむきのある建物です。

いただいた料理のいくつかをご紹介させていただきます。

 

お造り。寒ブリと鯛。そしてさよりの糸造り。お皿は渦巻き模様がかわいい、ラリックのCHINON(シノン)というシリーズです。もちろん、うちで買っていただいたものです!!とろけるような、寒ブリ、そして甘みの強い鯛。すごく美味しかったです。

 

次に椀もの。

皮目をよく焼いた甘鯛に春の山菜、うるいのすまし。お出汁がほのかに香るすごく上品なお味。和久傳系の方の作られるお出汁そのものです。控えめなカツオだしが最高です。

 

伊勢海老のウニ焼き。

もう説明は要りませんよね。幸せ一杯のおいしさです。

 

冬の琵琶湖の名物、子持ちモロコの焼き物。自家製カラスミ添え。

このモロコという魚、琵琶湖にしかいないそうです。冬になると大きな卵をかかえるのですが、炭焼きにしたら最高。頭から食べれます。ちょっと苦そうに見えますが、全然そんな事なく、苦みの料理が苦手な僕でもぺろっと食べました。

 

これはフグ丸ごとの料理!!!

ぶつ切りのフグの身の上に、皮とトウトウ身、その上には白子のすりおろしがかかっています。そこにポン酢の飴餡がかかっているのです。もう、フグも最後ですね。食べ納めです。お皿はもちろん、ラリックの線とブドウというシリーズ。実は食べ終わると真ん中にバッカスの顔が出てくるんですよ!!

 

そして最後に、嵯峨牛を軽く焼いた物にかぶらの擦ったものがかかっています。すごくあっさりいただけました。ステーキかぶら蒸しって言う感じです。

 

そしてデザートは椿餅です。いっぱいの椿の葉っぱのなかにニッキ味のお餅がひそんでいました。

 

大満足の夕食でした。もっと頻繁にきたいのですが、なにせ予約を取るのがとても難しいので、お越しになりたい方は、ずっと先になるのを覚悟で予約をしてください。そのとき、大将の野口さんに電話にでてもらって、ギャルリーオルフェから紹介してもらったと言っていただければ、少しは優遇してもらえるかもしれません。保証の限りではありませんが。 ts

下の食べログ、地図とか電話番号よかったら参考にしてください。

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