お待たせいたしました、花ブログです。
久々の花ブログです!
ご無沙汰しておりました。先日はとてつもない寒気が襲いましたが、皆さまご無事でしょうか。
京都は雪こそ降らなかったものの、あまりの気温の低さに家の水道管が凍ってしまいました。
まだ厳しい寒さは続くようです。くれぐれもご体調にはお気をつけください。
さてさて、お正月は梅を生けていただいていました。
梅にウラジロに、赤い実のセンリョウ?マンリョウでしょうか。お正月らしい組み合わせですね。
中央のガラスパネルは、1925年のアールデコ博覧会のためにラリックが製作した「壁燈」です。
会場のエントランスに飾られていたもので、現存数の大変少ない貴重な作品です。
博覧会のテーマ「噴水」がモチーフになっています。
下に取り付けられたシェードの中に電球が入り明かりが灯る仕組み。木枠は壁から取り外した跡に後から付けられたものです。
今は「アオモジ」が生けられています。
「クロモジ」に対してこちらは枝の色が青いので「アオモジ」というそうです。
黄色い房状の花をたくさんつけています。
実はレモンの匂いと辛味があるらしく、「ショウガノキ」という別名も。また丸い房をたくさんつける姿から「ソロバンノキ」とも。
ラリックのガラスパネルは横から見るとかなり厚みがあります。
大きなガラスの塊なので非常に重いです。
その分、光が当たると立体感が強調されます。また明かりが灯るとさらに幻想的になるんでしょうね。
玄関のチェストの上にもお花を生けていただきました。
ラリックの花器「オルリー」に黄色い大輪のバラです。
「スペード」という品種だそうで、優しいクリームイエローには暖かみがあります。
花器「オルリー」はアール・デコ色の強い不思議な形です。
クリアガラスにお花が映えます。洒落たデザインです。
フラワーデザイナー:岸勝人さん website : 岸勝人花事務所