2020.12/6.

ルネ・ラリック展開催中です!

今年もルネ・ラリック特別展が始まりました!

 

今回のテーマは「ルネ・ラリック と Sustainable Lifestyle」。

世界がコロナウィルスという新たな脅威にさらされた2020年は、私たちの生活スタイルや価値観を大きく変化させる一年になりました。
今年の特別展では、京都でオランダスタイルを広めたフラワースタイリスト「FIORISTA Kyoto」の藤井淳子氏による、今ある資源を大切に有効活用するサスティナブルな生活スタイルのご提案させて頂きます。

 

いよいよ特別展がスタートした本日、ギャラリートークが開催されました。

 

 

新型コロナ感染拡大防止のため、ギャラリートークは予約制で少人数で行いました。藤井さんもフェイスシールドを付けての登場です。隣は店主の鈴木です。

ギャラリートークではお客様の目の前で実演も行われました。

 

 

今回のテーマに合わせて、藤井さんは、あえて生花を極力使わずにアレンジメントされました。

「サスティナブル」とは「持続可能な」という意味です。
新たに花を買い足すのではなく、時間とともに変化が楽しめるドライフラワーや、長く様々に使えるアートフラワーを生花と共に組み合わせることで、自然環境に配慮した花のある暮らしを表現されています。

 

 

ラリックの花瓶「6人の肖像」に藤井さんのお花が入りました。

第一次世界大戦前、1911年デザインの、ラリック初期の作品です。古代ローマ風の女性像が6人、プレス成型によって描かれています。コップ型の形状が珍しく、セピアのパチネ彩色が女性のレリーフを浮かび上がらせています。
ドライフラワーの強すぎない自然な色味が作品ととてもよく似合っています。

  

 

ラリックの花器「フェリエール」には、ユーカリの葉と白いお花を合わせたブーケが入ります。
小花をモチーフにしたオパルセント(乳白色)ガラスの花瓶に可憐なお花が咲きました。

今回の作品展で、ラリックの作品とドライフラワーやアートフラワーの相性が良いことに気づいたという藤井さん。
確かに、ご家庭で実際にラリックに生花を生けるとなると、水換えや掃除など、お手入れに気を使ってしまいます。その点ドライやアートのお花は心配がありませんし、生花には出来ない自由な発想でアレンジメントが出来るのです。
また、ドライフラワーの落ち着いた色彩はアンティークでもあるラリック作品とよく調和してくれます。

 

特別展では、藤井さんをはじめ、FIORISTA Kyoto の皆さんの個性的なお花が並びます。
どの花器もラリックを代表するビッグピースばかり!!

 

 

 

 

 

 

 

 

どの作品もアイディアが光っていて、見応えたっぷりです。
一ヶ月ほど前から作品に合わせて構想して下さいました。使用しているドライフラワーも3ヶ月ほど前から作られていたもので、藤井さんのこだわりが詰まっています。

 

またクリスマスシーズンということで、会場全体もデザインして下さいました。

 

  

テーブルには森のクリスマスをテーマに、ナチュラルなクリスマスが表現されています!
キャンドルスタンドもラリックの作品。キャンドルや、ウッドプレートはデンマークのものです。ナイフやフォークもデンマークのジョージ・ジェンセン。
北欧とラリックのコレボレーションですね。

 

  

さらに吹き抜けの噴水パネルには、イルミネーションも灯されています。
日が暮れてくると、明かりで噴水のレリーフがやわらかに煌きます。

 

  

  

特別展は、12月13日(日)までの開催です。
会場は京都の店舗、ギャルリーオルフェとアンティックかとうです。
皆様のご来場をお待ちしております。

 

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