北欧デザインを巡る旅 by S.n
夏休みを利用して北欧へ行ってきました(^^)!
沢山のデザインに関するポイントを訪れました。
その中からいくつか紹介しますねー。
▽オードルップゴー美術館(コペンハーゲン)
建物はイラク出身の女流建築家ザハ・ハディドが設計。
女性らしい丸いフォルムが印象的。且つ、その丸みがコンクリートで表現されているので、とても引き締まって見えます。
大自然の公園内にあるので、館内のカフェでくつろいでいると、まるで大きい石を掘ってのんびりと暮らしいているような気持ちになりました。
館内の展示はモネやセザンヌなどのフランス印象派作品です。
この建物から少し離れた所にフィンユール邸が残されています。
代表的なペリカンチェアーからジャパンチェアー、ベンチチェアーなどたくさんのフィンユール作品が見られます。
彼は日本の美術品を好んでいたようで、銅像なども沢山飾られていました。
残念ながら室内は撮影禁止だったので、玄関の写真です。
▽工芸博物館(コペンハーゲン)
北欧を代表する20世紀の家具など展示されています。
展示方法もとてもかわいいです。
様々な展示ブースがあり、ヤコブセンルーム、パントンルームなど彼らの作品だけを集 めた部屋があり、これはかなり見もの。
パントンルームで見つけたこのポスター。
パントンがデザインしたアンディーウォーホールのポスターのようです。
パント ン独特な現代的な色の世界観とウォーホールの世界観は似ていて、とてもマッチしていました。
(しかし、なぜ平仮名なんでしょうか…)
家具好きの方にはとてもオススメな場所です。
▽森 の十字架(ストックホルム)
ストックホルム出身の エリック・グンナール・アスプルンド設計。
敷地内に入ると見えてくる高くそびえる十字架のには思わず見とれてしまいます。
名前の通り森の中に十字架と植花が綺麗に並べられており、墓石だけがずらーっと並んでいるが日本の墓地とはまった く違う印象を受けます。
死というものは、「無」ではなく「自然に還ること」なんだと感じました。
▽ストックホルム私立図書館(ストックホルム)
この図書館もアスプルンド設計。
入り口の細暗い階段を上がると、見えてくるのがこの丸く広がる開放的空間。
色とりどりの本の背表紙に心が踊ります。
洋書なんて読めなくても眺めているだけで楽しい場所です。
▽ベルビュービーチ周辺(コペンハーゲン)
デザインの巨匠と呼ばれるアルネ・ヤコブセンの街、そんな場所です。
まずは、ベラヴィスタ、スーホルムという集合住宅。
どの家からもビーチが見える造りで、晩年のヤコブセンもここで生活したそうです。
次に、ガソリンスタンド。
これはアントチェアの原型となっているんだとか。
その他にシアター、レストラン、ビーチなどがあります。
ヤコブセンはこの街が好きで、自分のもので充実させたかったんでしょうね。
とても素敵な旅でした。