2013.7/4.木
リスボン旅行紀2 (グルベンキアン美術館2)by ts
グルベンキアン美術館には、カルースト・グルベンキアンが生前に収集した美術、工芸品が展示されています。そのいくつかをご紹介いたします。
まずは、イスラム美術のセクションから。
いわゆるペルシャ絨毯の膨大なコレクションです。一枚づつが、床に広げて展示されています。ゆったりとした素晴らしい見せ方でした。
14−15世紀のイスラムのエナメル彩グラスのコレクションも見応えがあります。19世紀の終わりにエミールガレがこの影響を受けて、イスラムスタイルのエナメル彩ガラスをたくさん制作したのだと思うと、感慨深いです。
そして、続くのが東洋工芸品。
中国、清代の大型の華やかな磁器コレクションです。
日本の江戸時代の蒔絵の印籠、硯箱のコレクションも見事です。細やかな細工が見事です。
18世紀のブルボン様式の華やかなフランス家具の数々。
同じく18世紀のフランスの銀器のコレクション。大きな作品が圧巻です。
絵画のコレクションだってすごいですよ。
印象派のコレクションも見応え充分です。
これら全てが一個人でコレクションされたものとはとても信じがたいほどの膨大なコレクションです。次回はいよいよ、ラリックコレクションのご紹介です。 ts