ルネ・ラリック特別展がはじまりました!
ルネ・ラリック特別展がはじまりました。
香水瓶に始まり、カーマスコット、パネルや照明などの室内装飾、野外噴水など、様々な産業と連携し、数多くの作品を製作したルネ・ラリック。
今年の特別展はそんな「インダストリアル・デザイナー」の先駆者としてのルネ・ラリックをご紹介いたします。
とりわけ目を引くのがこちら。
1925年アールデコ博覧会に出品された「壁燈」の作品です。
会場のエントランスに飾られていたもの。当時の資料が少ないためどのように設置されていたのかはわかりませんが、歴史的に価値がある大変貴重な作品です。博覧会のテーマ「噴水」がモチーフになっています。
さらに両サイドには「泉の精」が鎮座しております。
こちらの彫像も、アールデコ博覧会に合わせて製作された野外噴水塔「フランスの水源」を彩った女神像のうちの一つ。
こちらも貴重な装飾パネルです。
パリ~ニース間を結ぶ特急列車「コート・ダジュール・プルマン・エクスプレス」の車内装飾でした。
裏に鏡面加工が施されるとよりレリーフがくっきりと輝いて見えます。
こちらはダイニング・カーに飾られていたもの。ワインの神バッカスの祭りが表現されています。
こちらの作品は、キューバ・ハバナの教会の為に作られたスクリーンパネルの一部です。
今回の特別展では、香水瓶も大きくクローズアップして取り上げています。
様々な香水メーカーのために作られた香水瓶が並びます。
各香水メーカーごとに展示しております。
こちらはラリックのブティックで空の瓶として販売されていたもの。
珍しい作品が並びます。
「カーマスコット」も多数揃います。
アールデコの時代を象徴するような作品たちです。車がお好きな方には堪らないのではないでしょうか。
こちらは灰皿としてつくられたもの。
この時代女性もタバコを楽しむようになり、ラリックは時代の流れを敏感に取り入れてこのような作品を多数製作しました。
こんなものまでガラスで作ってしまうルネ・ラリックはまさに「インダストリアル・デザイナー」の先駆者と言えるでしょう。
その他、定番の花瓶や、グラスなど、ルネ・ラリック作品を存分に楽しんでいただける空間になっております。
さらに!店内はフラワーデザイナー岸さんのお花で彩られています。こちらも特別展のお楽しみのひとつ。
今回はバラをたくさん使っていただいています。
ぜひラリック作品とお花もご一緒にお楽しみください。
1階の「アンティックかとう」も見ごたえたっぷりです。
バカラなどのテーブルウェアをはじめ、シルバーや陶器、ジュエリーなどご覧頂けます。
新着の作品もいち早くご紹介しております!
こちらはバカラの大変珍しいグラス。1925年アールデコ博覧会のために作られたグラスです。
バカラのアールデコデザインを代表するジョルジュ・シュバリエによる作品で、博覧会のテーマ「噴水」が表現されています。
さらにさらに、ガレやドーム、ルソーの作品も新着品をご紹介しております。
珍しい「月光色」ガラスのガレ作品など、逸品ぞろいでございます。
以上、ごく一部ではございますが、特別展の様子をご紹介させていただきました。
ルネ・ラリック特別展は、11月27日(金)から12月7日(月)まで開催中です。10時半~18時半*会期中無休
今回の特別展も本当に貴重な作品が揃っております!ぜひお楽しみいただけますと幸いです。
さらに!!
会期後半の12月4日(金)~12月7日(月)、「ナチュラルシックな北欧のクリスマスデコレーション」展を開催いたします!
フィオリスタ・藤井淳子さんのお花でノルディックが華やかに彩られます!ぜひ合わせてお楽しみくださいませ。
新着の家具も揃っておりますよ!特別展会期中はノルディックももちろんオープンしております。
皆様のご来場をお待ちしております。