2020.1/12.

伏見人形

今年の干支は、ねずみ。

アンティークグラスに紛れて・・・・・・

 

 

この人形、「伏見人形」という京都に古くから伝わる工芸品です。

 

江戸時代から続く「丹嘉」さんで制作されています。
現在伏見人形を作り続けているのは丹嘉さんのみだそうです。

 

丸い形に、明るい色。
昔ながらの方法で一点一点手作りされており、素朴な味わいがあります。
素材は土粘土を焼き上げたものに、日本画材料の胡粉を地塗りし、さらに彩色が入っています。
マットな質感で肌触りもよい。手に取って愛でたくなります。
人形の種類は原型が残っているもので2000種ほどあるのだとか。

 

干支を象った人形は特に人気が高いです。
毎年9月頃から予約販売が始まるのですが、年末にはもう売り切れてしまっている時もあります。
ホームページを見てみると、どうやら人形の制作は年間のスケジュールが決まっているようで、春~夏は生地作り、秋~冬は彩色、と書かれています。
つまり、一年に作れる人形の数は決まっているということでしょうか。おそらく本当に少人数で、手作業で作られているのだなあ、と想像します。

 

(丹嘉さんのホームページは、こちら。)

 

ちなみに過去の干支人形たちはこんな感じ。

 

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