2020.2/8.

東京都庭園美術館でルネ・ラリック展開催中です!

東京都庭園美術館でルネ・ラリック展が開催されています。

ギャルリーオルフェも出品協力させて頂いております。

 

 

東京都庭園美術館は、1933年に作られた旧朝香宮邸をほとんど改造することなく利用し、当時のままの装飾美術を今に伝えています。
旧朝香宮邸は、フランスの美術家アンリ・ラパンが部屋の設計を行っており、本格的なアール・デコ様式を取り入れた日本でも珍しい建築です。
ルネ・ラリックも、その室内装飾の多くを手がけていることで有名です。

外観はこちら。
内覧会の様子を簡単ですがご紹介いたします。

 

 

まず目に留まるのが正面玄関の大きなガラス扉。
ルネ・ラリックが朝香宮邸のために特別にデザインしたものです。

 

 

ベールを纏った女性像のレリーフが4体取り付けられています。
女性の背中には大きな翼が生えています。
神秘的な印象を受けます。

  

 

こちらは大客室。
この部屋のシャンデリアもラリックが特別に作ったものです。
ラリックのミュージアムピースが一同に並びます。
北澤美術館所蔵の名品中の名品たちです。

 

 

こちらは大食堂のテーブルセッティング。
フットにガラスのパールがあしらわれたグラスは「トーキョー」のグラスですね。
お皿は麦の穂のデザインの「ルツェルン」です。
お花のオーナメントは、「アネモネ」。
空間全てにラリックの作品が散りばめられています。

  

 

歴史を感じる建築と共に、ラリックの作品を堪能することができました。
こちらの本館での展示は北澤美術館所蔵の作品で構成されています。

 

 

別館でも展示があります。
こちらの作品は当ギャラリーから貸出しさせて頂いているものです。
テーブルセンターピース「火の鳥」です。
この作品は、殿下御居間に飾られていたものと同型の作品です。
当時パリのヴァンドーム広場にあったラリックのブティックでご購入されたのだそうです。
台座にはライトが取り付けられており、明かりを灯すとレリーフの表情がより一層が際立ちます。

  

 

東京都庭園美術館でのルネ・ラリック展は4月7日まで。
ルネ・ラリックの作品を一挙に見られる貴重なこの機会をぜひお見逃しなく!

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