2021.8/20.

ルネ・ラリック リミックス ギャラリートーク(YouTube)

東京都庭園美術館で開催中の「ルネ・ラリック リミックス ‐ 時代のインスピレーションをもとめて」のギャラリートークが公開されています。

YouTube上でご覧になれます。

 

 

会場風景や作品はもちろんのこと、学芸員の田中雅子さんによる詳しい解説もたっぷりお楽しみ頂けます。

ご来場が難しい方にはとってもうれしい内容となっています!!

東京都庭園美術館は、かつての朝香宮邸を当時の建築・装飾デザインをそのままに、美術館として一般公開しています。
(以下は東京都庭園美術館のサイトに掲載されている紹介文です。)

 

旧朝香宮邸とは

朝香宮家は久邇宮朝彦親王の第8王子鳩彦王が1906年[明治39]に創立した宮家です。鳩彦王は、陸軍大学校勤務中の1922年[大正11]から軍事研究のためフランスに留学しましたが交通事故に遭い、看病のため渡欧した允子内親王とともに、1925年[大正14]まで長期滞在することとなりました。
当時フランスは、アール・デコの全盛期で、その様式美に魅せられた朝香宮ご夫妻は、自邸の建設にあたり、フランス人芸術家アンリ・ラパンに主要な部屋の設計を依頼するなど、アール・デコの精華を積極的に取り入れました。また建築を担当した宮内省内匠寮の技師、権藤要吉も西洋の近代建築を熱心に研究し、朝香宮邸の設計に取り組みました。さらに実際の建築にあたっては、日本古来の高度な職人技が随所に発揮されました。朝香宮邸は、朝香宮ご夫妻の熱意と、日仏のデザイナー、技師、職人が総力を挙げて作り上げた芸術作品と言っても過言ではない建築物なのです。
現在は美術館として使われていますが、内部の改造は僅少で、アール・デコ様式を正確に留め、昭和初期の東京における文化受容の様相をうかがうことができる貴重な歴史的建造物として、国の重要文化財に指定されています。

 

旧朝香宮邸には、ルネ・ラリックによるデザイン・装飾も多数取り入れられています。
そんなラリックと関わりの深い場所での貴重な展覧会。
ぜひ、オンラインでも、その雰囲気を味わっていただければうれしいです。

 

「ルネ・ラリック リミックス」は9月5日までの開催です。
現在、観覧はWEBサイトからの予約制となっています。

〈 展覧会WEBサイト 〉

 

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