とっておきのcafe veranda 仁尾 香川県
世の中にはまだまだ知られていないとっておきの場所がたくさんあります。きょうこっそりとご紹介するのはそんなとっておきのcafe verandaです。ここは、香川県の仁尾岬の先にあるまるでカプリを連想させるような素敵なところです。といってもそう簡単に到達できる場所ではありません。公共の交通機関を利用するなら、香川県の西部の街、観音寺か詫間までJRで行く事はできますが、そこからは30分ほどをタクシーで行くしかありません。まして、オープンするのは日曜日と祝日のみです。
実は、ここのオーナーがご自身の別宅として、自らデザインをして建てられたものなのですが、お友達からの絶大なる要望のもとに、cafeとし日曜日と祝日だけを解放していらっしゃいます。
まず、エントランスから。
ゆるやかなスロープを上って行くと、入り口の門扉が見えてきます。
門扉の手前、山側にはたくさんの巣箱が見えます。
新緑がまぶしくとても美しい季節でした。
門扉をくぐってすぐ右手の石垣が積んである建物が、ちいさな美術館です。ここには、オーナーのコレクションが展示されています。今回は、藤田嗣治のリトグラフが美しく展示されていました。サーモンピンク色の漆喰壁がとても柔らかく光を反射させています。
ルネ ラリックの カーマスコットのとんぼもつばめも展示してありました。
美術館の前にはオープンエアのテラス席があります。
さらに歩みをすすめると、温室風のガラス張りの席もあります。中には洋書や美術書がたくさん入った本棚があります。
海辺の別荘の図書室の風情です。
温室の横に母屋への入り口があり、そこからメインのリビングダイニングルームへと続きます。
八人はゆったりと座れるトスカーナ風の古いテーブルがとても印象的です。幅が狭いのであまりカントリーっぽくならないで、とてもおしゃれな印象です。
ラタンの大きなソファの前には暖炉もあります。冬にはここで本物の薪を焼べて暖房に使っています。ちょろちょろと燃える火を長い時間眺めていると心が緩んでくるのがわかります。
そして、このリビングの外がここの特等席、海のみえるテラス席です。正面に見える島と海の碧。息を呑む美しさです。ここが瀬戸内海であることをすっかり忘れさせてしまいます。本当にカプリの別荘にいるのではないかと錯覚してしまいそうです。
ここに座って2−3時間も過ごす人もたくさんいるそうです。
今回はこのカフェでスペシャルイベントがあったために、特別に平日に開けていただきました。ですから、実際のお客さんがいる様子はご紹介できませんでした。そのスペシャルイベントは後日、ご紹介させていただきます。本来は美術館見学がついて、コーヒーか紅茶にちいさなケーキがついて¥700.です。信じられないような値段でしょ!香川県にお出かけの折には是非、訪ねてみてください。本当に感動のひとときを味わえます。こんな場所は日本のどこにもないと思います。
詳細をご紹介しておきます。
veranda | |
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住所 |
香川県三豊市仁尾町家の浦633-1
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最寄駅 |
詫間駅(駅から6.6km)
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電話番号 0875 82 5038