冬のカッチャトーリ
昨日、久しぶりに今お気に入りの祇園にあるイタリアンレストラン、カッチャトーリに行ってきました。以前にもブログでご紹介したと思いますが、イタリア北部のピエモンテ地方の料理を出すお店で、きれいな料理を作る永田シェフには毎回、感心させられます。軽めの料理なんですが、デザートが終わる頃にはお腹がいい具合にいっぱいになります。
ワインはシェフおすすめのピエモンテ地方の土着のぶどう、ネッビオーロを使った、MASCARELLOと言う赤。色はちょっと薄めではありましたが、予想以上に香りも高く、味も料理に全く負ける事の無いしっかりしたものでした。ちょっと高く??!!¥8,500.でしたが、大満足のワインでした.
まずはアミューズがあります。ポレンタとディアボラソース。すみません、あわてて食べてしまったので写真撮り忘れました。
そして、一皿目。蝦夷鹿とザクロのサラダ。
定番の美しいサラダです。色とりどりの野菜と取り合わされる物は毎回違うのですが、ドレッシングはいつもの、オレンジとモスカートヴィネガーのドレッシング。白ワインから作られるヴィネガーですがオレンジ風味がとてもフレッシュです。お皿の回りのパウダーはピスタチオがすりおろされたもので、混ぜながらいただくと、香ばしい風味が加わり、なんとも複雑な風味が楽しめます。冬らしく、蝦夷鹿も軽くローストされていてとても美味しかったです。ザクロの赤色がとてもきれいでしょ。
そして、お魚料理。
伊勢湾産スズキのインパデッラ。イッパデッラとはフライパンでソテーするという事だそうです。皮はパリパリ、身はしっとりの抜群のソテーでした。ソースはラデッキオロッソという赤いチコリを煮込んで作ったものだそうですが、甘みと苦みが混ざり合った物で、よもするとあっさりしすぎるスズキの味とうまくマッチしていたと思います。白いジノリのお皿にとてもきれいに映る料理でした。
さて、2番目の皿。まずリゾットです。
冬トリュフのリゾット!!なんだかチョコレートのスライスがかかってるみたいに黒トリュフが一杯のお皿です。トリュフの濃厚な香り漂う、至福の一皿でした。
二つ目パスタです。
じゃがいものニョッキ。フレッシュトマトソースです。もちもちの食感のニョッキ。もちろんシェフの自家製です。量は多くはないので、もう少し食べたいなあなんて思うのですが、、、、、、。
いよいよメインの肉料理。結構なボリュームです。さっきのニョッキあれくらいにしておいて正解でした。新潟産青首鴨のロースト。
いろんな部位がつかってあります。胸肉、骨付きのもも肉。そして、レバーもあります。ソースはチェーザレヴィネガーと蜂蜜で作ったもの。蜂蜜の甘みが鴨肉のちょっとワイルドな血の香りと抜群の相性です。大満足の一皿です。
さらには、
三種類のチーズ。盛り合わせ。青カビはもちろんゴルゴンゾーラ。あとはウォッシュタイプとハードタイプのものですが、名前は忘れてしまいました。
最後にデザート。
ヘーゼルナッツの暖かいタルト。白ワインをつかった暖かなザバイヨンソース。冬の夜にぴったりなほっこりするような濃厚デザートです。
これに最後に、小焼菓子とコーヒーがついて、¥9,000.のコースです。他に¥6,000.のコースもあります。アラカルトはなく、2つのコースのみの展開です。一度、永田シェフの美しいイタリアン是非、試してみて下さい。