2013.3/2.Sat

ひな祭りのお菓子

京都でひな祭りになると必ず登場する上菓子があります。今日のお茶のお稽古でも登場しました。その名をひちぎり(引千切)といいます。

まず写真を見て下さい。

photo

桃色と緑色の引きちぎったような型のお餅に華やかの色のきんとんが載っています。その型がこのお菓子の名前の由来になっているようです。その中には上品なこしあんが隠されています。二色のお餅はまるで女雛と男雛のようにも見えますよね。いかにもひな祭りにぴったりのお菓子ですよね。もとは宮中行事で使われていた餅が、江戸初期、砂糖の伝来とともに菓子に作られたといわれています。家庭で食べる菓子というよりは、やはり公家社会や茶人が、宮中や有職故実へのあこがれを込めて、大切に頂いたお菓子のようです。特に緑色のお餅には生のよもぎの葉が練り込まれていて、とてもいい香りがしました。でも、このお菓子本当に3月1日から3日くらいまでしか作られないこの時期限定のものなんです。(もっとも京都ではひな祭りを旧暦で祝うこともあるので、4月3日あたりに再びつくれれることもありますが。。。。)

いろいろな上菓子司がこのひちぎりをこの頃になると競って作りますが、今日のは、今一番僕が気に入っている聚洸さんのものです。控えめなきんとんの上品な甘さとよもぎの香りのお餅のハーモニー!!とてもおいしくいだだきました。一年に一度しか味わえない喜びです。

聚洸さんについては、先日ご紹介したミセス1月号に詳しく載っています。僕がルーシーリーの器に合うお菓子を聚洸さんに作っていただくという企画です。どこかでバックナンバーを見かけたら読み返してみてください。若いご主人、高家さんがクラッシックでありながら、少しひねった、とても感性の高いお菓子を作って下さいます。是非、京都におこしの時は試してみてください。ただ、予約をしておかないとすぐに売り切れてしまうので、絶対に事前予約をしてください。季節ごとに変わるお菓子に感動しますよ!!

聚洸 京都市上京区大宮寺之内上ル 075-431-2800

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