2016.4/2.

醍醐寺の桜

京都も4月に入り、急に暖かくなってきました。ちょっと遅れ気味だった桜も一気に開花です。先日は醍醐寺に花見に行ってきました。花の醍醐と呼ばれる桜の名所で豊臣秀吉が晩年、贅を尽くした「醍醐の花見」を行ったことでも有名です。現在も約800本の桜が境内を彩ります。

そのなかでも、一番の見所の桜が、三宝院の中にあるオオベニシダレ。見事に咲いていました。

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三宝院の門をくぐるといきなり目に飛び込んできます。すごく大きな垂れ桜です。桜の色もソメイヨシノと比べると、ちょっと濃いめですごく綺麗です。

ちょっと、近寄ってみました。

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撮影する人もすごく多いので、あまり風情はないのですが、高さがそんなにないのに、横に大きく広がった姿が見事です。

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人が途切れた時に右端の部分をクローズアップ。

三宝院には慶長三年、(1598年)に秀吉が醍醐の花見の為に自ら設計した庭があります。

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お庭には桜の木はないのですが、遠くに見える花の色が緑の中にとても奥ゆかしく見えます。秀吉はこの庭の完成を見ることなく、この世を去ってしまったとのことです。

三宝院のお隣にある醍醐寺の文化財の保存、展示施設の霊宝館の桜も見事でした。こちらのお庭にも樹齢180年になる見事な枝垂れ桜があります。

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満開までもう一息

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でも枝の先の花はこんなにも可憐です。

これは裏庭に咲いていたすごく背の高い枝垂れ桜。霊宝館の桜は本当に見事です。三宝院のように人混みもなく、ゆっくりと花見できます。青空に桜のピンクが見事に映えます。

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霊宝館にはもう一本、銘木があります。樹齢百年を超えるソメイヨシノです。ソメイヨシノは見事に花を咲かせますが、木自体はあまり強くなく、ほとんどのものが寿命が60ぐらいと言われています。ところがこのソメイヨシノは百年を超える長寿を保っています。

その他にも、様々な桜が咲き誇っています。桜の時期だけは建物の周りをぐるっと通り抜けることができます。さながら桜のトンネルをくぐりぬけるようですよ。僕が行った時はまだ、6−7分咲きくらいでしたが、今週末くらいが満開だと思います。    ts

 

 

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